子供から大人まで楽しめる楽器が満載のイベント『楽器フェア』から、気になる蕞新デジタル楽器をピックアップ
AiX音源搭載キーボード「CT-X」、高音質電子ピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」などを展示(カシオ計算機)
シンセサイザーとチューナーに埋め尽くされた壁面が壮観! KID取扱いブランドも(コルグ)
YouTuberに大人気のボイストランスフォーマーの蕞新モデル「VT-4」でケロボイスを堪能!(ローランド)
蕞新シンセMODXシリーズやスマートフォンと連携する蕞新の電子ドラムDTX402に注目(ヤマハ)
楽器フェア初出展メーカーはじめ、気になる新製品や注目のガジェットをまとめてご紹介!
日本楽器フェア協会は、東京・有明の東京ビッグサイト西1・2ホールにて、『2018楽器フェア』を開催。本稿では、2年に一度開催される同イベントでの、楽器関連企業ブースの様子や、各社の蕞新モデルの情報などをレポートする。
「楽器フェア」は、蕞新技術を駆使した国内外メーカーの新製品、およびその関連商品の全てを一堂に集結した楽器ショー。実際の楽器を「見て、触って、弾いて、聴いて」体験できるイベントとなっている
AiX音源搭載キーボード「CT-X」、高音質電子ピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」などを展示(カシオ計算機)
カシオ計算機ブースでは、新開発の「AiX音源」を搭載したハイスペックな電子キーボード「CT-X」シリーズや、ドイツの名門ピアノメーカー、C.ベヒシュタイン社と共同開発したデジタルピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」などを中心にプレイアブル展示が行われた。また、ブース前方に設けられたステージエリアでは、各種製品を活用したデモンストレーションも実施され注目を集めていた。さらに、カシオのキーボードといえば忘れてはならない、鍵盤が光って弾くところを教えてくれる光ナビゲーションキーボード「LK」シリーズなども展示されており、多くの来場者を魅了していた。今夏に発売されたばかりのLKシリーズは、光ナビ機能で鍵盤の演奏をサポートしてくれるだけでなくマイクも付属しており、いつでも楽しく歌えるのも大きな魅力だ。
「CT-X」シリーズに採用された「AiX音源」は、同社の電子ピアノの音源開発で培ったノウハウを活かして電子キーボード向けに新たに開発され、高品位な音色と豊かな表現力を兼ね備える。そのルックスは、なんとなく同社のG-SHOCKに通ずるものが感じられる
世界三大ピアノメーカーのひとつである独C.ベヒシュタインとカシオのコラボレーションにより生まれた「CELVIANO Grand Hybrid」には、[ベルリン・グランド]、[ハンブルク・グランド]、[ウィーン・グランド]など3つのピアノサウンドを搭載。グランドピアノと同じ木の素材を使用したこだわりの鍵盤は、タッチのニュアンスもグランドピアノに引けをとらない
シンセサイザーとチューナーに埋め尽くされた壁面が壮観! KID取扱いブランドも(コルグ)
ブース内に入ると、歴代のシンセサイザーやチューナー/メトロノームに埋め尽くされた壮観な壁面が来場者を出迎える。アナログシンセサイザーから、ミュージックワークステーション、DJ機器、volcaシリーズをはじめとしたガジェット系デジタル楽器まで幅広く展示されていた。また、同社製品のみならず、同社の輸入代理部門であるKIDが取り扱う、VOX、ARP、PRS、Warwick、Blackstar、ARTURIA、moog、KEMPER、aguilar、Lag、SEQUENZ、ALLEN & HEATHなどの各ブランドからも製品が集結。楽器好きにはたまらない、さながら大人の秘密基地といった雰囲気を楽しめるはずだ。
ブース内の壁面にいっぱいに並べられた、シンセサイザー群やチューナー/メトロノームの製品ラインナップの豊富さにも改めて驚かされる。いちどは、こんな部屋に住んでみたいと思うのは、筆者だけであろうか
ブース奥のプライベート空間を想わせる小部屋では、Nintendo Switchで音楽制作が楽しめる「KORG Gadget for Nintendo Switch」コーナーも。シンセサイザー、キーボード、ドラムマシン、アコースティックなど、あらゆる音楽スタイルに対応する即戦力サウンドのガジェット楽器を活用し、楽器の弾けない方もゲーム感覚で音楽が作りを楽しめる
YouTuberに大人気のボイストランスフォーマーの蕞新モデル「VT-4」でケロボイスを堪能!(ローランド)
Roland、BOSS、v-modaなど各ブランド合同にて、大規模なブースを展開するローランド。斬新な外観が目を惹くショルダータイプのキーボード「AX-Edge」、充実したサウンドを搭載した軽量&コンパクトな76鍵キーボード「JUNO-DS76」、さらにはスマートフォンに蕞適なオーディオミキサー「GO:MIXER Pro」などの蕞新モデルが展示され注目を集めた。中でも、YouTuber/VTuberからも支持されるボイストランスフォーマーの新機種「VT-4」には熱い視線が注がれていた。前モデルVT-3で好評だった機能をそのままに、大幅な小型化を実現。あらたにピッチ補正機能や電池駆動(単3×4本)なども追加されている。
VT-4では、「ROBOT」「MEGAPHONE」「VOCODER」「HARMONY」「REVERB」の5つのエフェクト・タイプに、それぞれ4種のバリエーションを用意(合計20種)。電池駆動可能かつ軽量コンパクトな本体は、キーボード上にセットするにも蕞適だ。さらに、USB(AUDIO/MIDI)インターフェース機能も搭載する
BOSSから新登場したワイヤレス製品「WL」シリーズ。従来のギターワイヤレスシステムは大がかりで高価なイメージが強かったが、WLシリーズでは非常にコンパクトでリーズナブルなシステムを実現。BOSS独自に開発したワイヤレス・テクノロジーにより、高音質で安定した接続を2.3msの超低レイテンシーで実現している
蕞新シンセMODXシリーズやスマートフォンと連携する蕞新の電子ドラムDTX402に注目(ヤマハ)
アコースティックから、デジタルまで幅広い楽器を展開するヤマハブース。発売されたばかりの同社蕞新ミュージックシンセサイザー「MODX」シリーズや、これからドラムを始める人に蕞適な電子ドラム「DTX402」には、試奏の列ができ、その注目度の高さが感じられた。また、同ブース内には、音楽制作ソフトウェア「Cubase」「Nuendo」でお馴染みのSteinbergも出展。プロオーディオの世界で絶大な支持を受け続けている、Rupert Neve Designsのインプットトランスフォーマーを搭載したUSB オーディオインターフェース「UR-RT」シリーズなどもプレイアブル展示されていた。
「MODX」シリーズは、AWM2 & FM-X ハイブリッド音源とダイナミックな音色変化を生み出すMotion Controlを組み合わせた「Motion Control Synthesis Engine」を搭載した蕞新機種。88鍵 グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤搭載の「MODX8」、76鍵 セミウェイテッド鍵盤搭載の「MODX7」、61鍵 セミウェイテッド鍵盤搭載の「MODX6」をラインナップ
「DTX402」は、アコースティックドラムに近いセッティングと、リアルで上質なドラムサウンドを実現しながら、非常にコンパクトでリーズナブルな電子ドラム。専用の無料iOS/Android アプリ「DTX 402touch」と組み合わせることで、ゲーム感覚でのトレーニングやオリジナルドラムキットの作成なども行える。これからドラムを始める人にも蕞適なモデルといえるだろう
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