展示会名:TOKYO PACK 2022(東京国際包装展)
会期:2022年10月
主催者:(公社)日本包装技術協会
会場:東京ビッグサイト
出展者層:包装資材・容器、包装機械、印刷・包材加工機械、食品・衣料品・クリーン関連機材、検査・計測・環境関連機材、包装デザイン&サービス、次世代テクノロジー、包装・物流ソリューション
来場者層:食品・飲料、包装資材・容器、医薬品、流通・商社・物流サービス
包装業界の展示会「TOKYO PACK」には、感染症対策、機械化・自動化する商材を探しに、食品や化学メーカー、包装資材、物流、印刷、商社が集まった。デモ機を設置するブースが目立ち、AIサービス、インクジェットプリンター、飲用フィルター、使い捨て製品に関心を寄せる人が多かった。例年より来場者が少なく、数社から出展者同士で代理店契約を結んだという話が出た。
パッケージデザインを評価するAIサービスを展示したプラグ(東京都千代田区)には、商社、食品メーカー、印刷業者が訪れた。デザイン案の絞り込みや改良点が把握でき、コストが削減できる点が注目され、アパレル、出版物に需要があった。「無人ブースで出展したが来場者が多く、急きょ1人が現場で対応した。すぐにでも試したいという反応が多かった」(根岸由紀さん)
コンベアに取り付ける産業用インクジェットプリンターを展示した山崎産業(千葉県佐倉市)には、コストを下げる商材を探しに、包装資材、物流、食品の関係者が来場した。ラベルを手作業で貼る企業が多く、流れてくるダンボールに直接印字できる点が関心を集めた。「近は商品管理を効率化する、QRコード、バーコードの印字対応も人気だ」(安孫子麗さん)
生分解性飲用フィルターを展示した山中産業(京都市)には、環境問題に取り組む飲料や化学メーカーが集まった。ユーザーが環境意識を持ち始めたことや、企業はSDGsに取り組む責任があることから、環境に配慮した製品に注目が集まった。「海外からの来場者は、在住者の1組だけだった。現地代理店経由で営業を行っている」(秋本匡史さん)
環境意識が高まる一方、感染症対策としては使い捨て製品が注目された。紙皿、トング、紙製バスタオルといった使い捨て製品を展示した三和紙工(東京都葛飾区)には、包材、食品流通、製紙、ホテルが訪れた。使い捨ての紙製バスタオルの反響が大きかった。「バスタオルは防災用に開発したが、感染症対策で注目された」(霜村洋一代表)
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